お金の基本(まずは金利を知る)

 金利といってはっきりわかっている人には問題ないですが、この金利をしっかりと把握しておくことが、融資を受ける際、貯金する際、かなり重要になります。さらに借金の返済にも役に立ちます。

 将来のマネープランを立てるなら、やはり金利を知っておく必要があります。投資にせよ、貯蓄するにせよ金利はかなり重要です。

金利に強くなるということは、お金に対して敏感になっているということになりますね。

 

 

そもそも金利とは?

 

 金利とは、『お金の貸し借りで、一定期間に付く利息の割合』のことをいいます。この金利は、高ければ高いほど、得られる利益は多くなるのです。

 増やすにせよ、借金を支払うにせよ金利はかなり重要です。金利には、単利と複利があります。

 

1単利(たんり)

 単利(たんり)は、最初に預けた元のお金に対してだけ(元本(がんぽん))一定の割合で利息が付きます。

 運用元本の額は永遠に変わらず、利子も年利が変更にならない限り、永遠に変わりません。

単利を簡単に求めることができるサイトを見つけたのでご紹介します。

 単利計算

 

1複利(ふくり)

 複利は、最初の元本に一定期間の利息を加えたものを次の元本として、その元本に対して利息が付くことを言います。

 運用している元本に、年々増えた利子を元本に組み入れてまとめた分に対して、利子が付きます。そのため、運用元本の額は毎年大きくなり、大きくなった元本を運用するので利子の額も比例して、毎年大きくなります。

 複利も簡単に求められます

 複利計算

 

 貯蓄も投資も単利タイプなのか、複利タイプなのかを選択できるならば複利を選んだほうが、断然お金が増えやすいのです。

金利には固定金利と変動金利がある(ローンの場合)

 今度は、固定金利と変動金利を見てみましょう。これは主に借入する場合の話になります。

 特に大きな買い物として住宅ローンがあります。これは、『固定金利』『変動金利』があります。

1固定金利とは?

 固定金利とは、お借入時に約束した利率を最後まで変えずに利息額を計算する種類の金利です。

 あなたが家を買った時の金利が年利1%だったら、35年間返済が完了するまでずっと1%のままです。なので、金利が変わらないので返済プランが立てやすいです。

 ただし、変動金利よりは、金利が高めです。

2変動金利とは?

 変動金利は、一定期間ごとに金利が変動することです。

 固定金利よりは金利が低いのが特徴です。市場の金利に連動して金利や返済額が見直されるタイプです。一般的に、年に2回金利の見直しがあり、5年に1回返済額が見直されます。

 変動金利は「銀行の銀行」である日本銀行が決める政策金利の影響を受けます。

金利の仕組みはを知っておこう

 金利の仕組みを知っておけば、借入れの仕方もかなり楽になります。

1金利には上限がある

 利用者の金利負担の軽減を図るため、法律が改正され2010年6月に上限金利が引き下げられました。

 借入れの上限金利は、借入金額に応じて年15%~20%となっています。

2変動金利って何?また政策金利とは?

 これは主に住宅ローンの場合なのですが、『変動金利』とはその名の通りです。

 再度書きますが、変動金利とは一定期間ごとに金利が変動することです。

 固定金利よりは金利が低いのが特徴です。市場の金利に連動して金利や返済額が見直されるタイプです。一般的に、年に2回金利の見直しがあり、5年に1回返済額が見直されます。

 変動金利は「銀行の銀行」である日本銀行が決める政策金利の影響を受けます。

政策金利とは、景気や物価の安定など金融政策上の目的を達成するために、中央銀行(日本では日本銀行)が設定する短期金利(誘導目標金利)のことで、金融機関の預金金利や貸出金利などに影響を及ぼします。

3固定金利の基準

 固定金利は「10年国債の利回り」が基準となっています。

 10年国債は、日本政府が国の運営に必要な資金を集めるために発行する、満期が10年の債券のことです。

 

 国債市場という「市場」で決まるため、インフレやデフレなど将来の物価変動や金融政策が及ぼす影響を考慮したうえで決まります。

 

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